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2023/05/26
家の新築やリフォームの際に、シューズクロークの導入を考えている方も多いでしょう。
しかし、シューズクロークが本当に必要なのか、窓があった方が良いのか、どんなタイプのシューズクロークが合うのか、どのくらいの広さが必要なのかなど、迷うことも多いはず。
そこで本記事では、シューズクロークを設置するメリットやデメリットをご紹介。
シューズクロークのいろいろなスタイルや、シューズクローク設置で気を付けたいポイントも、詳しく解説していきます。
目次
シューズクロークとは玄関横に設ける大きな収納スペースです。
玄関と繋がっているスペースで、靴を履いたまま出入りできるのが特徴。
従来の下駄箱のように靴を収納するのがメインの役割ですが、傘、コート、アウトドア用品など幅広いアイテムを収納できるようになっています。
また、ベビーカーやゴルフバッグなどの大型アイテムを収納できるだけのスペースを、設けていることもあります。
シューズクロークが一般住宅のデザインに見られるようになったのはここ10年程度で、比較的新しいコンセプトです。
これまでの家にはなかったから、新築やリフォームを機にシューズクロークを提案されても、本当に必要なスペースなのか悩んでしまう方は多いでしょう。
シューズクロークは、以下の項目にあてはまる家族におすすめです。
・家族が多く、従来の下駄箱では靴などが収まりきらない
・スポーツをする家族がいて、スポーツ用品が多い
・小さなお子さんがいてベビーカーや三輪車の収納場所が欲しい
・キャンプやBBQなどが好きでアウトドア用グッズが多い
・来客が多くお客様から見える動線をすっきりさせたい
自分の家族と比べてみて、シューズクロークが必要かどうかを判断してください。
シューズクロークには、玄関から廊下へ通り抜けできるウォークスルータイプと、玄関側からのみ出入りできるウォークインタイプの2種類があります。
ウォークスルータイプは、玄関からシューズクロークへ入り、靴やコートを脱いだ後にそのままホールへ上がれるため、動線に無駄がないのが特徴です。
また、家族の靴などは来客の目に入らないため、玄関全体がすっきりして見えます。
シューズクロークの広さは?
シューズクロークを導入すると決めたら、いくつか考慮したいポイントがあります。
まず、シューズクロークの広さです。
一般的なシューズクロークの広さは、ウォークインタイプなら約1~2畳、通り抜けできるウォークスルータイプなら2畳~3畳あるのが理想的です。
また、何を収納したいかによって適切な広さも変わってきます。
靴、傘、コートを収納する程度なら1.5畳もあれば充分。
ベビーカーやゴルフバッグなどの大型アイテムも収納したいのなら、最低でも2畳~3畳は必要となるでしょう。
シューズクロークのデザインで最も悩むポイントの一つが、窓を付けるかどうか。
以下では、窓を付けることのメリットとデメリット、窓を付けないことのメリットとデメリットをご紹介します。
双方のメリットとデメリットを比較検討して、窓を取り付けるかどうかを決めましょう。
シューズクロークに窓を付ける最大のメリットは、自然光を取り入れられることです。
日中は電気を付けなくても使用でき、玄関と合わせて明るく開放的な空間が作れます。
また開閉できる窓なら、定期的に窓を開けて換気できるため、臭いがこもってしまうのを防げます。
一方で、窓を設ける分だけ収納スペースが減るというデメリットがあります。特にウォークスルータイプの場合は、玄関側と廊下側の2カ所に加えて窓も設けるとなると、収納スペースが限られてしまいます。
また、窓から入る直写日光により収納しているアイテムが日焼けしてしまう可能性もあります。
外観のデザインを重視して大きな窓を取り付けたり、南側や西側に窓を取り付けたりする場合は特に要注意です。
シューズクロークに窓を設けないメリットとして筆頭に挙げられるのは、費用の節約です。
窓を新設するには小さなものでも15万円~20万円程度の費用がかかるため、窓を設けない分だけシューズクローク設置の費用を削減できます。
また、窓の部分も収納スペースとして有効活用できるので、収納スペースを多く取り付けたい場合は窓なしがおすすめです。
一方、窓を設けないと日中でも暗いため、電気を付ける必要があります。
玄関や廊下側にも窓がないと、玄関エリア全体が暗く陰鬱とした雰囲気になる可能性があります。
また、窓がないと換気がしにくいため、臭いがこもってしまいがち。
特に梅雨時などは、湿った靴や傘を置いておくと、臭いが気になることもあるでしょう。
スペースや予算の関係で窓を設けられない場合、換気扇だけでも取り付けると、臭いのこもりを解消できます。
窓から自然光が取り入れられるシューズクロークは、日中は明るく換気もしやすいので快適に使用できます。
スペースに限りがあるシューズクロークなら、窓を設けずに収納スペースを広く取るのも一策です。
家の新築やリフォームでシューズクロークの導入を検討している方は、間取り、予算、家族のニーズを考慮しながら、自分たちにとって最も使い勝手の良いシューズクロークを考えてみてください。