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注文住宅の理想的なスケジュールとは?工程別期間短縮ポイントも紹介 

2022/11/29

マイホームにはこだわりを詰め込みたい方にとって注文住宅は憧れですね。
間取りや外観などデザインを自由に決められる注文住宅ですが、完成までにどれくらいの時間がかかるのでしょうか。

この記事では、注文住宅が完成するまでの工程と期間が長引かないように気をつけるポイントをお伝えしてまいります。

注文住宅の理想的なスケジュールとは?工程別期間短縮ポイントも紹介 

注文住宅の理想的なスケジュールとは?

注文住宅は、一般的にイメージづくりからお家が完成するまで8カ月から15カ月かかります。
実は、注文住宅を建てる中で着工の時期には真夏や真冬を避ける方が望ましいとされているのです。

木造の場合には木材が十分に乾燥されているとはいえ、極端な湿気や大雨では歪みなどの恐れがあります。
コンクリート造りの場合にも、外気温が暑すぎても寒すぎてもコンクリートが固まりにくく強度を補正しなければなりません。

そのため、気候のよい春や秋に着工するスケジュールが理想的だと考えます。

注文住宅を建てる工程と期間短縮ポイントを解説

工程 短縮ポイント
①注文住宅の希望イメージを決める 譲れないポイントを決める
②理想の土地を探す 優先順位を決める
③建築会社の決定と工事請負契約 ハウスメーカーや工務店設計事務所の違いを知る

必要書類を抜けなく用意する

④建築工事の着工 真夏や真冬を避ける
⑤完成・引っ越し 断捨離をしておく

各工程の大まかな内容と期間短縮のポイントです。

①注文住宅の希望イメージを決める

注文住宅の希望イメージを実際に住む方たち全員で相談して意見を出し合いましょう。
家事導線を重視した間取りや広いリビング、ウォークインクローゼットなど収納の場所や面積など大まかにイメージしていくのです。

予算などの兼ね合いから希望がすべて通るのは、ほとんどないと考えて「これだけは譲れない」ポイントを決めておくと期間の短縮に繋がります。
ここでは、早くて1カ月長くて3カ月ほどかかると見積もっておきます。

②理想の土地を探す

ご自身ですでに土地を所有している場合を除いては、この時点から希望の土地を探し始めるため、この工程が注文住宅を建てる中でかなり時間のかかる工程です。
希望の土地が出てくるまで探し続けるとなると数年かかる場合もありますので、土地については優先順位を決めておくと期間の短縮になります。

ご自身で用意できる資金と理想の間取りや、ハザードマップも重要な判断材料になります。
最短で3カ月、長くても半年以内には希望の土地を見つけておきたいものです。

自分で探すのは難しい!?

もし希望する土地を見つけられたとして、その場所に希望する建物が建てられる保証はありません。
用途地域といって「住居」「商業」「工業」といった建物の用途に応じてエリアが定められています。

独自で判断するのは困難だといえるでしょう。

不動産会社と探す(必要な場合)

土地や建物の専門家といえば、不動産会社でしょう。
まずは、希望エリアの不動産会社について調べるのが効果的です。
土地の売買が得意なのか、賃貸の契約が得意なのか不動産会社によって得意な分野が異なるからです。

希望に近い条件の土地が出た場合に連絡をくれるように約束しておくのも一つの手段となります。

建築会社と探す

建築会社の中には土地探しから一緒に行ってくれる場合もあります。
希望の間取りと照らし合わせて探せるので手続きがスムーズなのが最大のメリットです。
しかし、土地探しと間取りのプラン作成を同時進行していくため、この時点で建築会社の変更は難しいと心得ておきましょう。

③建築会社の決定と工事請負契約

ご自身の理想の注文住宅を実現してくれそうな建築会社を決定します。
検討と比較を行い、建築会社を決定するまで2カ月ほどが目安となります。
それぞれの建築会社の工期の目安も異なりますので注意しましょう。
大手・中堅のハウスメーカーの工期は3〜4カ月ほどです。

自社で規格製品を作成し、工場で建築資材を加工して組み立てられます。
工務店では4〜5カ月ほど期間がかかります。
既製品がほとんどなく、工場で作成できないので現場の職人の手作業となるのです。
設計事務所の場合は5〜6カ月と少し長い工期になります。

かなり自由度が高くオリジナルのデザインで間取りなど設計の段階から作成するため、こだわりのイメージの再現が難しければ1年と長い期間かかる場合もあります。

無事に建築会社が決まれば、建築請負契約を結びましょう。
これは、本契約とも呼ばれていて建築工事に関わる間取りやプランなどが決定し見積もりがしっかり完成した段階で結ぶものです。

地盤調査と建築確認を申請

土地の地盤改良が必要でないか、地盤調査を行います。
建物の重さに耐えられるか、地耐力と呼ばれる沈下に対する抵抗力があるかどうかを調査するのです。

そして、自治体か民間の指定確認検査機関に新しい建物を建築する場合に必要である建築確認申請の手続きを行います。

住宅ローン本申請

ここまで来たら住宅ローンの本申請を行います。
ローンを毎月きちんと返済できる能力があるか、対象物件の価値の確認などが行われます。
多くの書類を提出しますので、不備や記入漏れ、有効期限がある書類の期限切れなど特に注意して事前に準備しておきましょう。

④建築工事の着工

いよいよ、マイホームの建築工事が始まります。
建築会社の決定からここまでで約3カ月の期間が必要になります。
まず工事が始まると、騒音や大きな車の出入りなどがあり危険だと感じる方は少なくないでしょう。

そのため、建築会社に粗品を用意してもらい近隣の方々に挨拶へ伺うのが大切です。

地鎮祭とは

着工時に行うのが地鎮祭と呼ばれるその土地の神様にこの場所を使わせてくださいとお願いするのと工事の安全を願う儀式です。
一般的には神式で行いますが、仏教式やキリスト式などもありますのでご自身の宗教に合わせて建築会社に相談してください。

上棟式とは

基礎工事が終わったあと、柱や梁を組み立て屋根の一番高いところに棟木と呼ばれる横架材を取り付けたタイミングで行います。
ここまで無事に工事が済み、これから無事に建物が完成するのを願って行われるのが上棟式です。

⑤完成・引っ越し

ついに完成となったマイホーム。
建物の完成後に建築確認申請の完了後の審査が行われます。
そこで図面通り、提出した書類通りに施工されていると判断されれば検査済証が発行されます。

そのあとは内覧会と呼ばれる施主検査を行い、引渡日に名義変更など手続きを行い完了後に無事引っ越しです。
引渡日から引っ越し当日まで日程に余裕を持っておき、断捨離や新しい家具の手配を済ませておきましょう。

まとめ

今回は、建設工事期間が春か秋といった比較的工期に遅れが出ない時期の着工を理想とするスケジュールで考えました。
11月から住まいのイメージを考え始めて、約5カ月後の翌年4月に土地が決まり2カ月後の6月で建築会社を決定します。

その3カ月後の9月に契約し着工。
翌々年3月には完成と理想的なスケジュールが出来上がります。

思い通りのスケジュールで完成とまではいかないかもしれませんが注文住宅ができるまでの工程と期間を把握して事前に準備すれば、理想のスケジュールが組みやすくなると思います。

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